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2018年

・大晦日。朝から連雀亭の大掃除に参加してきた。普段、まとまった時間をとって掃除をすることがないから体験として新鮮だし、掃除の気持ちよさを再確認した。来年は掃除を趣味にしようかなぁと今思っている。暇があったら色々なところの掃除をするという。

 

 

・コーヒー飲みながら、今年はどんな年だったかなぁと考える。やっぱり大きかったのは5月の骨折だったと思う。骨折きっかけで始めた禁酒は今のところ続いている。今日でたぶん禁酒234日目。おかげで良くも悪くもいつだって夜が長い。今日も、明日も。

 

 

・僕はすぐに慣れるし、慣れると油断する。松葉杖生活だった時はただ歩けることを求めていたし、歩けるようになった数日はそれだけで嬉しかった。なのに、すぐに慣れて、油断して、あの時の気持ちを忘れてしまう。忘れるからこそ気兼ねなく過ごせることもあるけど、いつでもあの時のような気持ちでいられたらとも思う。幸い(なのか)、今でも油断したらすぐに足首が痛くなる。そのたびにそうだったそうだった、と思い出すことができる。

 

 

・10月からシバハマラジオが始まった。ラジオのレギュラーが特別、というよりも、そこに向かう姿勢として「やり過ぎるくらいやってみよう」と決めたことが自分にとって大きかった。これまでも頂いた仕事に対してやれることをやってきたつもりだけど、やり方が全然足りていなかった。覚悟を持って、これまでの全力が全然全力じゃなかったくらいに1つの仕事に取り組んだことで、自分のキャパが広がった気がする。これもすぐに慣れて油断してしまうけど、何とか気持ちをキープしたいし、準備期間としていつでも前のめりでいた8月~9月頃の瑞々しさは来年も持っていたい。

 

 

・横並びで見たら胸を張れる瞬間がある。よくやっているし、ありがたいことにそれを評価されてもいるし、数年前の自分が今の自分を見たら「吉笑兄さん、羨ましいなぁ」と思える自信がある。それでも、僕以上に頑張っているし、きちんと評価されている先輩方がすぐそばにたくさんおられるから、おかげで自分なんかまだまだだと前のめりな気持ちでいることができる。早くに二ツ目になったメリットはそれが一番大きいと思う。

 

 

・来年から、これまでやってきたことが全部霞んでしまうくらいの数年にしたいと思っている。考えれば考えるほど向こう3年が今後の自分にとってかなり重要な気がする。やれることを着実に、とか、一歩一歩精進します、とか、とてもじゃないけど言いたくない。それだと間に合わない。僕はもっと落語が上手くなりたいし、もっと面白い落語を作りたい。もっと大勢の人に知られたいし、もっと大勢の人に応援されたい。一段飛ばし二段飛ばしで駆け抜けたい。自分の想像を超えた先までたどり着きたい。

 

 

・1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。

 

 

☆2019/1/17独演会『9年目の吉笑』、ご予約受付中です〜。

 

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