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また、くだをまいた。

 昨日の夜は居酒屋で飲んでいた。ツイッターを開くと、ちょうど同時刻にうしろシティの阿諏訪さんも飲んでおられるようだったので、阿諏訪さんのツイートに返信する形で同じ構図で撮影したドリンクとおつまみの写真を送った。ほどなくして、少しいじってくださるような返信がきて、お酒の力で気分が上がっていたこともあって、「どこで飲んでるんですか?少しだけ合流させてもらってもいいですか?」とメールを送った。
 ほどなくして、中野の煮込み屋で一緒に飲むことになった。合流するとなってから九龍さんにも声をかけたらちょうど家におられたようで、合流してくださることになった。すでにほろ酔いだったから、阿諏訪さんが到着されるなり、お笑いの質問を色々とさせて頂いた。単独ライブのネタは現時点でどれくらいできているのか、とか、ボツにしたネタ案を聞かせてもらったり。もちろん自分のネタの話もさせてもらった。
 九龍さんも来られて、しばらくこの前の深夜寄席の話とかをしつつ、ちょうど高円寺で飲まれている知り合いの方も合流されることになって、ひとまず店を変えることになった。その煮込み屋以外は特によく行くお店とかも無かったのでしばらくブラブラした後、遅くまで空いている広い居酒屋に入った。そこから磯部さんと磯部さんの知り合いのライターの方も合流されて思っていたよりも大所帯の飲み会になった。
 この時点で3軒目、酔いも回った僕は、どこでそういう流れになったのかは分からないけど、いつものごとくテンションが上がってしまい、自分のやりたいことについて、とうとうと語ることになってしまった。またやらかした。
 最近、メルマ旬報の最新回を書いたり、ちょっとしたインタビューで落語について考えていることを色々と話したばかりということもあって、頭の片隅にそれらの断片が残っていたようで、そんな話をしても仕様が無いのにああだこうだ話してしまった。こちらが考えていることなんか、すでに通過してその先の先の先くらいの位置で笑いと向き合っておられる阿諏訪さんから色々と指摘されたり、明らかに自分の立ち位置の方が劣勢だから見かねた磯部さんがわざわざ援護射撃してくださったり、回らない呂律でぐだぐだ愚痴を喋ってしまった。申し訳ない。
 「ところどころ、ため口になってたぞ」と釘を刺されつつ阿諏訪さんと九龍さんとはそこでお別れして、磯部さんと松竹である部門の広報をされている方と3人で始発が動くまでさらに4軒目。こちらではさっきの愚痴の内容についてもっと正面から磯部さんに色々と指摘というか、分解をしてもらって、お開きとなった。

 やりたいことというか辿り着きたい場所がぼんやりながら見えてきだしていて、そこをしっかり見据えるためだったり揺るがなく信じられるように色々と考えている時期で、しかも前例が無い方向だったりするから周りに賛同者がほとんどいないこともあって、そんな普段の不安というかいらだちがお酒を飲むことで一気に発露しがちだけど、ちょっとそういうことは止さなきゃなとこれまで以上に思えた夜だった。色んな先輩方に考えていることをぶつけて、手痛い矛盾点を指摘されるうちに、自分が譲れないものはくっきりしたし、そのためにやるべき課題もずいぶん見えてきたから、本当にあとは実践して結果を出すしかないみたいだ。
 これまでも、そして昨日も何度も九龍さんに「ストイックに考えすぎ」と言われてきているのだけど、もっと違う考え方をできるようになるためには挫折だったり成功体験だったり、大きな何かしらと遭遇しない限り無理そうなので、ひとまず今まで通りの思いは胸に抱きつつ、それを周りにぶつけることは無いようにしようと思った。
 昨日の話に出てきたから『火花』を買って、いま読んでる。まだ序盤だけど、面白い。あとはうしろシティさんのネタ作りの量に毎度ながら驚かされた。やらなきゃな。