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J-WAVE『HANGOUT』

 昨日は午前中『デザインあ』の収録。夜はJ WAVE『HANGOUT』生出演とメディア仕事のハシゴという希有な日。間に落語会が入っていれば理想的な仕事バランスだったのだけど、やっぱり自分にとって非日常であるメディア仕事が重なるだけで、何だかホクホクしてしまった。

 『HANGOUT』ではAR三兄弟の川田さんとお話させて頂いた。生落語で『tion』も。事前に頂いていたトークテーマが『古典の中の仮想現実』だったけど、持ちネタでそれを言い表せているものが無かった上、同じ J WAVEで『舌打たず』を、あとはTBSラジオで『何時材』をやっていたから短い時間でなおかつ場に適したネタ選びが難しくて、結果とりあえず落語らしさと自分らしさのバランス的に『粗粗茶』をやろうと思っていた。でもやっぱり何だか気持ちが乗っていなくて、うーんと悩んでいる時に、落語文脈の方にはあまりハマらないだろうけど川田さんとか番組リスナーの方には突き刺さるんじゃないかと思って『tion』に変更、結果それが吉と出たのだった。気持ちよかった。

 川田さんとは先月の渋谷らくごで初めてお会いして、その後、倉本さんのイベントで共演させて頂いた時に楽屋で少しだけお話しさせて頂いただけだったけど、僕は前からファンというか『面白い方だなぁ』と思っていて活動もフォローしていたし、『吉笑ゼミ。』のゲスト講師候補に最初から挙げていたりしたくらいなので、そんな方とこうしてお話させて頂けるのはありがたすぎる機会だった。

 と言っても、川田さんは自らを『通りすがりの天才』と称されたり、役割を『発明家』とされたりするように思考がキレキレな方なので、そんな方とお話するにあたって自分もしょっぱい事は喋れないという不安があって内心ヒリヒリしながらの出番なのだった。
 僭越ながら考え方の方向はとても似ている気がしていて、まぁそれは物事に新しい切り口を与える、ということだけなのだけど、自分も普段ネタを作る時にそういう考え方をしている以上、何とかその片鱗は発揮しなくちゃな、という。結果、時間が短く、基礎情報の紹介なんかを丁寧にやってくださった事もあって、深く話す前に出番終了という感じなのだった。まぁ、いくつか自分なりの切り口を提示できたかなぁとは思っている。

 まだまだ自分のレベルが低いからあれだけど、川田さんとはもっと色々お話したい。というかブレストがしたい。その時のために、色々と切り口採集をしておかなきゃな。

 ラジオの方はとても楽しく、自分としても満足のいく出来だったけど、一方で『デザインあ』の方ではちょっと情けないことになってしまい、そちらも忘れられない経験をさせて頂いた。そのことは2016年2月6日のブログで書いているので、来年、また読みにいらしてください。