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談笑一門会

 今年最後の談笑一門会でした。ご来場頂いた皆様ありがとうございます!

 僕は『くじ悲喜』というネタを演らせて頂きました。
 忙しかった先月に対して今月はスケジュールがスカスカで早くも今日が落語納め。その落語納めが、持ちネタの中でもヘンテコランキングで上位に入るくじ悲喜だったので、なんだか納めた気がしないのですが、とにかく1年間ありがとうございました。

 毎月当日券のみで運営している会で、蓋を開けるまで一体どれくらいの方に集まって頂けるのか分からないという不安な面もあるのですが、十数回続けてきて、他の会にはないくらいお客様との一体感を感じられる本当に自分たちのホームと胸を張れる落語会に今となっては育ってくれました。
 事前にネタ出しをする会で、師匠には

「あまり気負わず、演者もお客様もリラックスできる会にしよう」

 と言われているのですが、それでもこの規模の会場で落語をやらせて頂ける機会は貴重ですし、何より師匠に自分の落語を聴いて頂けるチャンスでもあるのでどうしてもフルスイングしてしまいがちです。
 一方で回数を重ねるごとに、すでに自分の中で頼りにしているネタはほとんど使ってしまって、以前演ったネタでもいいとは言われているもののやっぱりできるだけネタは変えたいし、ということで、蔵出ししたりその間に新しく拵えたりしながら、来年も挑んでいければと思っています。

 今年の落語会は今日で終わりでしたが、間に打ち合わせがいくつかあったり、今年は忘年会がたくさん入っているからバタバタすることに変わりはないのですが、この年末年始でまずは「吉笑年鑑」を書ききろうと思っています。遅れに遅れてもはや年鑑としては歯抜けになってしまっていますが、来年必ず。
 同時にちょっとネタの作り方を変えようと色々試しているところなので、これが来年どう影響するか自分でも楽しみだったりします。

 来年も『談笑一門会』そして高円寺での『談笑の弟子!!』をよろしくお願い致します!!