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Yesterscape

 えげつなく久しぶりになってしまいました。あちゃー。この間に色々なことがあったのだけど、それはまた明日以降に書いて行くとして、ひとまず今はメルマ旬報の原稿を送信し終えて稀に見る開放感に浸っているところ。もちろんやるべき事はたくさんあるのだけど、それでも随分色々なことが片付いたから、今日明日くらいは開放感を満喫しようと思っている。2ヵ月くらいずっとやってる『レコ発企画』も本当に終わりが見えてきた。少しずつだけど進めている。

 何を書こうかなぁと思って、今日はちょっとこれまでのこととは全く関係のないことを。
 皆さんは『Yesterscape』というアプリをご存知でしょうか?先日、飲み仲間のTBS町田さんと食事をした際に同席した町田さんの友人が作られたアプリで、その場でダウンロードして色々と話を伺ったのですが、昨日、ふとこのアプリの事を思い出しました。
 何となくしか僕も分かっていないのですが、このアプリは「写真を位置情報付きで保存する」ものです。例えばこのアプリを使って公園で写真をとったら、その情報がサーバーにアップされ、その写真を皆で共有できるのです。そして通知設定と位置情報をオンにしておけば、以後、その場所を通った時に、『ここで以前写真を撮りました』と携帯に通知がくるのです。タイムマシンカメラ、のような感じで、もしこのアプリがずっと稼働していれば、50年後に公園の前を通ったら、50年前の写真が表示されるのです。
 そして、このアプリの面白いところは、他人が撮った写真も観る事ができるのですが、その見方が独特で、AR要素というか、アプリを起動した状態で携帯のファインダー越しに辺りを見て、もしその場所に誰かの撮った写真があったらそれが表示されるというもので、宝探しみたいな感覚を味わうことができるのです。

 昨日、メルマ旬報の原稿を書き終えて、久しぶりに飲もうと阿佐ヶ谷で行きつけの沖縄料理屋に友達と入りました。アプリの話になって、そういえばとこのアプリの説明をして試しにファインダーを覗いたら、なんとそこに知らない誰かが撮影した写真が1枚残っていたのです。去年の9月に撮影された、たぶん家の中らしい写真が、まさにそこで見つかったのです。たぶんそんなに広まっていないアプリだから本当に偶然だったのですが、とても物語性を感じました。すぐに外へ出て、他の写真が無いか中杉通りを携帯を覗きながら歩き倒しましたが、結局昨日はその1枚しか見つかりませんでした。それにしてもなんたる偶然。

 ということで、もし良かったらこのアプリを使ってみてください。無料です。とりあえず阿佐ヶ谷界隈で何枚か写真を撮っておいたので、ファインダーを覗きながら辺りを見回したら色々と見つかるはずです。酔っぱらってる時に何も考えず撮ったつまらない写真ばかりですが、これ、撮る写真をちゃんと考えたら結構面白い気がします。なので、阿佐ヶ谷とか高円寺とか、僕の行動範囲では思い出したら写真を残すようにするので、皆さんも是非あちこちで写真を残してください。ほんと宝探しみたいで楽しいのです。