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コソコソとOV監督

 引き続き風邪。こじらせている。ひとまず、症状が喉に集中してくれたから、もう治りかけだとは思うのだけど、その分、とにかく何か喋ったら咳が出るから二進も三進もいかず。落語だとかコソコソの収録がしばらくないのが不幸中の幸いだったけど、よく考えたら仕事が無いということは不幸なことなのだった。とほほ。それでも、頭はもういつも通りの感じだから本を読んだり、ネタを考えたりしよう、、、と思ったのだけど無理で、やっぱり喉が痛いことがずっと気になって、結局なんにも作業などできなかったのだった。この数日間、ただ寝ているだけ。やりたいこととかやるべきこと、溜まってきているのに。

 1つだけ、高円寺で、九龍さんとメルマ旬報について打ち合わせをした。どういう方向で書いていくかなど、こっちの想定をお伝えして、それに色々とアドバイスして頂いた。九龍さんはプロの編集者なので、とても参考になるご意見を頂戴できて、ありがたいの一言だった。自分の想定よりも、さらに踏み込んで書いた方が良い、というのは、頭では理解できたのだけど、体が動くか心配している。思っていたより大事になってきた。
 とは言え、とりあえず最初は肩の力を抜いてとにかく好きに書いてみることになった。文章に影響しそうだから体調がよくなってから挑みたいけど、明日もまだ喉は治らなそう。明後日にはなんとかいけるかな?

 その後、久しぶりの外出だったから阿佐ヶ谷まで歩いてgionで立川吉笑GROUPのメンバーとお茶。久しぶり。京都でのこととか、メルマ旬報のこととか、話してなかったことがたくさんあったので、色々と話を聞いてもらった。喉が痛いけど、喋りたい方の気持ちが勝ったから色々と喋ったのだけど、結果、余計に喉が痛くなったっぽい。しまった。

 雨の中、とぼとぼ帰宅して、コソコソを観る。雨天中止ナインと表裏になっていたのはショックだった。けど、当然僕はコソコソを。大喜利、全体通して収録の一発目だったからということも多少はあるのか、はたまた自分たちの答えがいつも以上に良くなかったからなのか、これまでに無いくらいちょっと重たい感じだった。宮治兄さんのパワーとディレクターさんの編集力で形にして頂いた感じ。それにしてもたけ平兄さんの安定感よ。
 個人的には「カーネーション一兆本」も「母でなく又従兄弟に贈る」もちょっと弱いけど好みの答えではあった。「母の日の説明書」という答えも嫌いじゃない、というか結構好きな答えだったのだけど、あまり受けなかったからカットされていた。大喜利、難しいけど、楽しいなぁ。

 そして、そのあと見たOV監督のバカリズムさんの映像がさすがすぎて唸った。僕が影響を受けてるからなのだけど、入りは僕もよくやる感じだったのだけど、そこから僕だったらこう広げる、というルートには進めず、最後にもう一展開付けるというのに、もうもう、参ってしまった。
 DVDのコメンタリーか何かで「若手のシュールなことやりたがる芸人は、ついつい1つの設定で押し進めようとするけど、それは若い証拠」みたいなことをおっしゃっていて、その言葉は脳内教科書にしっかりと焼き付けているのだけど、実際ネタを作るとどうしても1つの設定をこねくりまわそうとしてしまい、それが結果、クドさになってしまうのだけど、そうじゃなくて、こう、というはっきりした見本を先生に見せてもらった気がした。理屈では分かるけど、だからと言って実際に作れるわけじゃない、とは言え、やっぱり先輩方のそういうノウハウは盗めるだけ盗みたいと思った。というか、はやく落語の稽古をしたい。