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 パソコンをMacに変えてから、まだエッチな動画を見られないでいる。どうしてもMac=高尚な物、というイメージがつきまとうし、クリエイティブに使うための道具で性欲を満たす一歩が踏み出せずにいる。とは言え、三大欲求の欲深さは当然心得ているのでこの生活はそう長続きしないだろうし、エッチな動画を見られたとき初めて人はMacユーザーになれるのだろう。

 今日は、師匠の月例独演会へ勉強に伺ってきた。この会へ伺えるのは久しぶりな気がする。最近はトリッキーな出囃子でも笑二・笑笑コンビに任せていて、僕は何も手を出していない。久しぶりに弟弟子の太鼓を聴いたら、二番太鼓がとても上手で驚いた。
 そして笑笑が叩いた一番は、基本的にジャストーミートしない回数が多くて音がヨレヨレになっているのと、アレンジ部に入ってからは楽な水音部分の頻度が多く構成が気になったのと、それもそのはずメインのところが手がモタモタしているのと、そして最後、メインのところでひどいヨレ方をしたからといって、そのまま惰性で終わりの部分へ流れこんだのが気になった。
 ロック系出囃子は、笑二の刻む8ビートにグルーブという概念がまったく備わっていなかったのと(それはたぶん〆太鼓と大鼓、両方の強弱が全くなく、一定のテンションで叩いてるのが原因だと思う)、ドラムのハイハットに該当する笑笑のヨスケは2拍目・4拍目にただ叩くだけの恐ろしくシンプルなスタイルだったので、結果的にリズム隊が貧弱すぎたのが気になった。
 仲入り太鼓は、笑笑の「テン・テン・テケテン・テケテン」という入り方が相変わらずもたついていたのと、二番では合っていたアゲがグッズグズだったことが気になった。
 などなど、やっぱりまだまだヘタッピーではあったけど、今の立川流の中では十分上位ランカーだし、もう僕が手伝う必要が無いくらいには二人とも叩けるから頼もしい。というか、幸之進兄さんとこはる姉さんがいた僕の前座時代に比べると今の立川流の太鼓スキルが下がりまくっているのだけど。会の方は、マクラと佃祭が特に印象に残った。後は、師匠の月例を見るといつも自分も頑張らなくちゃなぁと思う。月例のような会をやっていない今は特にそれを強く感じた。

 いったん帰宅してちょっとくつろいで体勢を整えた。というのも夜は、今日締切の針の穴を通すような精度でモノを考える作業をやらなくちゃいけなかったから。すでに普通に思いつくことは出し切ったあとなのだけど、さらにもう一越えしないと求められているクオリティーに辿り着けないから、ほんとに何にも思いつかない、という状態から牛歩戦術でもう一越えさせる作業。4時間考えて、本当に進むのはほんのわずかなのだけど、それでもこの手の作業は時間をかければかけるほど、確実に前進していると思える作業なので楽しくもある。結果、今日もその最後の一絞りをする前のバージョンのものより明らかに良くなったのでホクホクしながら帰宅。
 帰宅後はホームページ更新の打ち合わせ。年明けてからも放置状態だったのをようやく更新できそう。これは自分のスキルだと全く太刀打ちできない作業なので詳しい友達のお世話になっている。ありがたい。

 ひとまず作業の流れだけを組んであとはお任せすることに。明日は『噺家が闇夜にコソコソ』の収録。スケジュールの都合で、つい最近収録したばかりの気がするのだけど、明日も。昨日オンエア分の大喜利は気持ちよい解答構成ができていたので、明日もあんな感じでやれたらなぁと思っているけど、こればかりは明日の自分の脳みそと、先輩方の出方、あてられる順番なんかにも左右されるから、もうどうしようもできないのだけど。

 笑二と今後の弟子会のスケジュール調整をしているうちに日が変わっていた。最近は毎日更新もあって無いような決まりになってしまっている。それでも一応更新はできているからよしとしよう。継続継続継続。ルーティンワークの稽古。それが今年の課題。