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お酒

 金曜日。先日初めてお会いしたTBSのディレクターMさんに誘って頂いて新宿へ飲みに。末廣亭近くの沖縄料理屋に入るとすでにMさんと、その横にもう一方いらしたのだけど、その方がブラック師匠にお顔が似ていて、最初、ギョッとした。九龍さんも後で来られるとのことだったからありえない線では無いから。その後九龍さんと僕でも知ってるくらいの、お笑い系の評論家?ライター?の方がいらして、5人であれこれ話をさせて頂いたのだった。TBSの方もかなりの変人で面白い方なのだけど、何しろブラック師匠に似たSさんが有名実話誌?の編集部の方で、その方の書いてこられた記事の話とかが面白すぎたのだった。帰りがけに頂いた名前は聞いたことあるけど今まで読んだことの無かった雑誌、読んでみたらめちゃくちゃ面白かった。エッチな記事はエッチな記事できちんと正面から楽しませて頂いたのだけど、中でもSさんの記事とか編集後記みたいなのがいちいち面白くて、たまらんかった。飲みの席で聞いた先月号のコボちゃんの記事、読みたかったなぁ。
 その後、九龍さんともう少し飲み直そうと、新宿二丁目のバーへ。このエリア、道楽亭へいく導線だから良く通るけど、お店に入るのは初めてで、ちょっとどんな空気か心配したけど、そこは九龍さんチョイスだったので、普通にいつも連れてってもらう感じの飲み屋なのだった。マスターも小説家さんだったり、流れで同席することになったお客さんはカメラマンさんだったり森田さんの原稿を読むために買った号の新潮で記事を書かれていた方だったり、やっぱ東京は凄いなぁ。そういう人ばっかり。途中でプレイボーイの編集をされている方も合流して結局明け方まで色々と話をさせて頂いたのだった。こういう所にくると自分の経験値の低さを痛感するなぁ。基本落語とかお笑い関連の事しか知らないもんなぁ。
 5時を回って、外へ出たら明るかった。この流れになったらなぜか九龍さんは最後にコーヒーを飲んで帰ろうとされるのだけど、ということで今回も例に漏れず歌舞伎町の喫茶店へ入った。そのあたりですでに記憶が曖昧で、惰性でカレーを食べてその場で少し寝て、電車はもう動いていたのにタクシーに乗って帰ってしまった。2丁目のバーから先、お金をちゃんと払ったかも曖昧なのだけど、財布の感じをみるにそこは大丈夫そう。泥酔状態で帰宅して、泥のように寝た。

 実はその翌日の夕方から、ちょっと大事な用事があったのだけど、それは分かっていながら飲み始めたら止まらず、ぐずぐずになってしまったのだった。理性的に帰りたいところだけど、やっぱり面白いことは体験しておきたいから中々スッと帰ることができない自分がいる。用事の方は最初こそ体調があまり良くなかったとはいえ、思惑通り尻上がりに体調も回復して、まずまず、期待通りの成果をあげることができたのだった。そういえば今使っている、白背景の宣材を撮影した日も前日に飲み過ぎてしまい、ひどい二日酔いのまま撮影に挑む事になったのを思い出した。次の日宣材撮影、しかも師匠と一緒に、だから絶対にダメだと分かっているのに、前日に痛飲してしまったのだよなぁ。アホだなぁ。たぶん顔色は悪かったと思うのだけど、撮影自体は問題なくおわり、途中まで師匠にタクシーで送って頂いたのだけど、社内で完全にゲロを吐きたくなってしまい、生唾がぐわーっと上がってきていたのだけど、ここで吐いたら終わりだと必死で耐えて、無事に目的地について、タクシーが見えなくなるまで見送りきった瞬間に路肩で吐いた。そばにいたホームレスのおっちゃんが背中をさすってくれて、涙が出た。
 
 そういや、今月の談笑一門会の前日も飲み過ぎてしまったのだった。笑笑と高円寺・萬感さんでの会に出演させて頂いて、お客様を交えての打ち上げがあったのだけど、頭では明日もあるから早く帰らなくちゃと思っていたし、実際笑笑にも「早めにお暇させてもらおうな」と話をしていたのにいざ飲み始めたら楽しくて、結果、飲み過ぎたのだった。お客様を見送って笑笑とも分かれて帰路についてすぐに、もう頭がバカになってるからもう少し飲んで行こうと思って別れたばかりの笑笑に電話をしてしまったのだった。結果、笑笑が電話に出なかったからすんなり帰宅できて、ひいては翌日の一門会も万全の体調で挑むことができたのだけど、あそこでもし繋がって、飲みに行ったら間違いなく朝までコースだもんなぁ。ちょっとお酒とか面白い場の誘惑に打ち勝てるようになるべく意識しなくちゃなぁ、と思いつつ。