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3月第4週

 昨日は昼席おわりで久しぶりに談吉兄さんと飲むことになって、前は結構頻繁に飲みに行ってたのだけど最近はお互い忙しくなってきたので、というか、遊ぶ時間を減らしたから、本当に久しぶりの飲み会となったのだった。
 「池袋は俺に任せてくれ」という兄さんの頼もしい言葉どおり、駅から一直線で「情熱ホルモン」という店へ向かったのだった。この店は兄さんのお気に入りで、連れてきてもらうのはたぶん2回目か3回目。安いけど、こないだ食べたヤツが確かにおいしい記憶があって、それを兄さんはマルチョウ、僕はシロだと記憶していたのだけど、食べてみたらどちらも違って、結果は上ホルモン、という少し高いモノなのだった。美味しいものはやっぱり高かった。前座の時は本当に考えていることを何から何まで話していたのだけど、最近は僕もセーブするようになって、それは、真似されるとかそういうネガティブ由来のあれじゃなくて、なんだろう、よくわからないけど、前ほどは考えていること全てを言うことは無くなった。あ、そうか、最近は考え方がいわゆる落語家文脈から本当に外れてきてるから、喋っても何を言ってるのか伝わらないかもしれない、と思っているからか。
 とはいえ、仲間の中では兄さんに一番僕の考えていることを伝えていると思う。口が堅いから信用もできるし、聞き上手なので僕も楽しいし。ということで結局居酒屋に移動してシコタマご馳走になったのだった。昨日は本当にごちそうになってしまった。先輩は大変だなぁ。

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 今週は、『噺家が闇夜でコソコソ』の第一回目の収録があるから、まずはそれが楽しみかつ心配。ちゃんと笑いをとれたら良いのだけどなぁ。あとはスケジュール欄には書いてないけど落語会がいくつか。
 先週末、金曜日=談笑一門会・土曜日=昼/某落語会、夜/広小路・日曜日=広小路、と立て続けに落語をやる機会があって、別にこれくらいのスケジュールなんて他の落語家の方から比べたら全然普通だし、というかむしろ少ないくらいで、皆さんもっとタイトな日程で動いておられるのだけど、僕はどうやらこれくらいの頻度で働くのは無理なのだと分かったのだった。
 特に1日で二か所を回るのはたぶん良くなくて、僕は落語を喋っている瞬間が本当に楽しいのだけど、それは普段はあまり人と会ったりしないから喋ってなかったり、また普段はテンションがかなり低いので、高座に上がってる瞬間だけは本当に自己を解放できるから、それがとても楽しいのだけど、1日で二か所落語をやると、1か所目はいつも通り、お客様の前で落語ができるのがとても楽しくてたまらないのだけど、2か所目になるとどうしても1か所目のあの新鮮な嬉しさに比べると劣ってしまうから。同じ理由で3日連続とかになってくると、これも落語をやってる新鮮な嬉しさが劣ってくるから2日連続が良いところかなぁ。
 こんなことは、寄席を勤めてらっしゃる皆様や、立川流の他の先輩方からしたら何を言ってるのか理解してもらえないかもしれないけど、僕はたぶんそうで、確かに落語を演ることが日常の中に組み込まれていたり、また、仕事と割り切って演りきれることはプロとしては当たり前のことなのだろうけど、以前も書いたように僕はそういう意味ではプロの落語家だとは思っていないから、とにかく自分がやりたい事をやりたい時にやっているようにしたい。と言っても、もちろん生活もしなくちゃいけなかったり、ありがたい仕事がいくつも重なったりしてしまうこともあるのだけど、できるかぎり楽しんで高座に上がれる状況を維持するように勤めたい。少なくとも落語を演ることが日常みたいにはならないようにしたい、今のところは。そういった意味で、立川吉笑はアマチュアのプロ落語家だということをプロフィールに載せても良いかも。まぁそうなったら、グループだったりアマチュアだったり立ち位置がぶれぶれでややこしくなってしまうけど。

 今週は『のちのちのち』の準備が正念場だから、とにかくそれに向かって、という感じ。『レコ発企画』はこないだの打ち合わせでまた少し具体的に形になってきたけど、まだ僕が本腰入れて作業する場面ではなさそう。『スクラップ企画』は僕の第一手は終わったから、いまは待ちの状況と、全体的にやるべき課題はしばらくなさそう。この間に1件、飛び込み営業的なラブレターを書きあげようと思っている。今週中に書き上げて、渡しにいこう。