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2月第4週

 15日はギャラリー工さんでキウイ師匠との会。久しぶりに『第四者』をやってみた。本当はガラッと変更した方が良いと思っているのだけど、とりあえず今回はこれまでと同じ形で、少しだけ流れをまとめた形で。この日はお客様が温かかったのと、すでに空気を作ることができていたから気持ちよく演ることができた。打ち上げでは、寝不足のため最初は静かにしていたけど、終盤あたりで主催者の濱田さんやお客様の何人かに向かって自分のネタとかその考え方について喋る流れになってしまい、そうなるとエンジンがかかるから、これでもかと話してしまった。自分は楽しかった。
 16日は広小路寄席。平林兄さんの代演ということでクイツキという後半トップの結構深い出番に上がらせて頂いた。前座さんが足りないかもしれない、ということで、開場前から楽屋入りしたのだけど、結局都合がついたようで、ひたすら楽屋で落語を聴いていた。思い立って、笑笑の高座を全て袖から聴いてみた。志ん生師匠か文楽師匠の言葉で『自分より下手だと思っているのが実は自分と同じくらいで、自分と同じくらいと思っているのは自分よりも上手だ』というのがあって、笑笑の高座を見ていて素直に自分よりも下手だと思えたからたぶん同じくらいなのだろう。情けないけど。聴きながら気になる点をいくつかメモしてみたら、それが僕の高座でも当てはまりそうなものがたくさんあったので、気をつけなきゃなぁと思ったのだった。手が動く体が動く、とか、トーンにメリハリが無いとか、まんま自分の欠点だもんなぁ。ということで、今さらだけどちょっと意識して前座さんの高座をこれからはしっかりチェックしてみようと思ってる。自分と同じレベルだから、上手な人を見るより今の僕には勉強になりそう。そう思って見ていた志ら松くんの高座は声がきれいで、聴きやすく、僕よりもずいぶん落語っぽかったのだった、とほほ。
 高座は昨日に引き続いて『第四者』を勉強させて頂いた。いわゆる寄席でやるのは初めて。昨日の形がベースだけどちょっと流れを変えたので少しは良くなったはずなのだけど、この日はお客さんと呼吸があまり合わず、きちんと楽しんで頂くことはできなかった。すぐに変えるべきポイントと、今後ガラッと変えるときに使えそうな展開例を思いついたので収穫はあった。帰宅して仮眠をと思ったら3時間くらい寝てしまって、ブログ更新してから、もうしばらく寝て、3時過ぎくらいから起きている。やっぱりサイクルを合わせるのが苦手のよう。
 今日もこれから広小路寄席。今日の前座さんはたぶん寸志さんと笑二なので、彼らの高座を聞いたら『自分と同じくらい』下手したら『自分よりうまい』と思わされてしまいそうなので袖から見ても勉強にならなさそう。今日も『第四者』を試そうかと思っているけど、昨日発見した課題の克服方法をまだ考えられてないからどうしようか迷っているとこ。時間配分もまだ不安だし。

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 今週は21日(金)に談笑一門会があるので、とにかくそこに照準を合わせた準備をすることになる。ネタ出しは『カレンダー』。ちょっと強めに手を入れようかと思っているのがこの2日くらいでどうなるか。前日の20日(木)は日暮里サニーホールで羽光兄さんとの会があるのだった。こちらは右のスケジュール欄に掲載すらしていない論外な状態だけど、兄さんと会でご一緒させて頂くのは初めてなので楽しみだ。手売りチケットを持っているので、いらっしゃる方は僕にご予約して頂けると助かります、リアルに生活が。
 先週書いていた『スクラップ企画』のブッキングの方は全く進展せず。言い訳としては先週は会が多くていっぱいいっぱいだったからなのだけど、このずぼら具合が本当に自分の欠点だ。とにかく今日にでも候補の方に打診をしてみよう。この企画はできれば6月9月12月くらいにやりたくて、予算の都合上まとめてチラシを作りたいと制作の方から言われているのだけど、これも予算の都合上だけど、お支払できるギャラが本当に微々たるものなので、それなのに半年後のスケジュールを抑えるのが申し訳なくてなかなか出演依頼をできないでいるのだと、さっき気が付いた。なので、まずは制作の方に相談をしてみようと思う。労力と少しのお金は使うことになるけど、とりあえず4月のゲストだけ決めてチラシを作ろうかと思っている。
 加えて年鑑の作業がそろそろ追いつめられてきている。というか、まだ手つかずなだけなのだけど、今週からやっていこう。僕の作業としてはネタの台本をお渡しするだけなので、この際だから台本を清書しながら色々と修正していけたらと思っている。
 そして『レコ発企画』と『スクラップ企画』とは別に『DM企画』と仮にしておこう、こちらの準備を始めなければいけないことに急になった。たぶんこの企画が一番先に形になるはずだから、それもちょっと見据えようと思っている。
 とやるべき事はたくさんあるから、ズボラな自分がどれだけ頑張ってくれるかだ。どんどんお尻を叩いてください。