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愛ある一人相撲

 風邪はやっぱりほぼほぼ治った。というか風邪というよりはただただ疲れが溜まってしまっただけなのだろう。まだ20代とはいえ、確実に前より徹夜しにくくなってたり、胸焼けになることが多くなってたりするから、体調の調整も今年はしっかり取り組んでいきたい。
 風邪と言えば、笑笑もちょうど年明けくらいから風邪をひいてしまっているようで、どうやら熱がとても高いらしく2日の新年会もあろうことか欠席したのだった。入門して初めての新年会だし、お年玉を頂けることもさることながら、とにかく師匠方・先輩方に顔を覚えてもらうチャンスの日によりによって風邪をひくなんて、と思ったけど本人が一番残念に思っているはずだし、風邪を他の方に移さないための配慮もあったのだろうし、そもそもそういうところが笑笑らしかったりもする。
 そして、今日。起きたら笑二に「笑笑の住所を知ってますか?」と聞かれた。何事かと思ったら「昨日から笑笑と連絡が取れないから、大丈夫かなと思って」とのこと。なんて弟弟子思いなんだろう、と思いつつ、僕がそうだったように「風邪でしんどいから寝込んでいて、連絡する気力もないだけじゃないかな」と返したら、「そうですかねぇ?新年会も休んだところを見ると、なんかこのまま辞めちゃうんじゃないかと思って。夜までに連絡無かったら師匠に住所を教えて頂いて一緒にお見舞いいきませんか?」とまさかの展開に。「いや、そんな極端に考えすぎる必要ないよ。とりあえずもう少し様子をみなよ」とたしなめたら。「僕の考えすぎですかねぇ。どうも匂うんですけど」と笑二。そこまで言われるとこっちも少し気になるからその場で笑笑に電話をしたら数回鳴ったあと留守電に。普通に考えてバックれるなら電源切るか着信拒否にしてるだろうから、どう考えても携帯見る余裕が無いくらい寝込んでいるだけだなと思っていたら再度笑二からメールで「兄さんのところに連絡があったらすぐに教えてください。僕のところにあったらすぐ教えますんで」と。そのメールを受信してから20分後くらいに笑笑から電話があったから「風邪のところ悪い。なぜか笑二がお前が辞めるんじゃないかと半ばヒステリーになってるから、しんどいところ悪いけどメールなり電話なりだけしてやってくれ」と言っておいた。その後、笑笑から笑二にどんな連絡があって、笑二がどんな反応をしたのかは分からないけど、なんにせよ、あの一方的な思い込みぶりに笑二の心の闇を垣間見た気がした。風邪が流行っているようです。ご自愛ください。