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下着類を頂いた日

 昨日のブログはシリアスが過ぎたから自主規制することにした。一度全部書いてから、こりゃダメだと言う部分のギリギリを■で埋めてみたけど、これはこれでヘンテコな感じがして新発見だなぁと思ったりなんかして。痛いくせに、こういったところで全てを晒しきれないところに自分の弱さがあるけれど、やっぱり行ききるのは難しいものだったりもする。
 朝、ピンポンという玄関のチャイムで目が覚めた。こういう場合は大抵宅急便で、宅急便で送られてくるものはほとんど落語会のチラシか笑二の母ちゃんからの仕送りかに限られていて、半分寝ている頭で少し考えたら、チラシが送られているような落語会の予定が僕には無かったのでどうやら笑二の荷物のようだった。そして、その笑二はどうやらシャワーを浴びているようだったので、というかだけれども、あまりにも寒くて眠くて布団から出るのが嫌だったから、配達の方には申し訳ないけども寝ているふりをした。それなのに、ガッツがある配達人とみえてひたすらピンポンピンポン押してきて、これは意地でも出るまいと毛布に包まって籠城を決め込んでいたら、シャワーから出てきたらしい笑二が無事に応対した、やれやれ。送られてきた荷物は談四楼師匠のおかみさんからだったようで、どうやら差し入れに衣類を頂戴したらしく僕も着物の下に着るようの下着を数セット頂戴してしまった。ちゃんとチャイムに対応するべきだった。
 さて、そんなことから始まった1日だけども、やっぱりとてつもなく寒い。この部屋が寒い、嘘の原因は次号の落語ファンクラブでの連載に書かせてもらったので参照してもらいたいけれど、とにかく寒い。というか、ずいぶん前から寒いことに薄々気づいていたのだけど、自分を騙して今日までやり過ごしてきたのだけど、さすがにもう限界で、今後の請求のことを考えるとゾッとしつつも、断腸の思いで暖房を付けることに。今季初。僕の部屋のエアコンは引っ越し時から壊れていて、これは大家さんに言って直してもらえる権利があるのだけど、なんだか言いそびれてしまって、未だに調子が悪い。一番の故障ポイントはリモコンの運転ボタンが利かないということなのだけど、これは今年の夏に試行錯誤しているうちに、ある特定の角度からリモコンの運転ボタンを4秒ほど長押ししたら、2回に1回はピッとなる、という裏技を発見したので問題なし。のつもりだったのだけど、エアコンを起動するのにブランクがあったためその唯一有効な角度を体が忘れていたようで、またゼロから角度を探ることに。色々試した結果、なぜか夏とは反対側の下の方から長押ししたらピッとなることを発見できたのだけど、その頃には体がポカポカしてきて結局この日も暖房を使わずじまい。
 夜は別の知り合いと晩御飯をともにした。いつもよくしてもらっている、東京の母ちゃん的存在の人なのだけど、お歳暮に、と僕と笑二にビームスの靴下を頂いてしまった。ということで今日という日を総括すると下着類を頂いた日となるのだけど、僕の人生で下着類を頂いた日と総括される一日はもうこないだろうなとふいに思った。そう考えると少しセンチメンタルな気分になるなぁと思いながら深夜の早稲田通りを歩いているいまだけど、しばらくして、全然センチメンタルになる必要がないと気づいたので、それ以降は特に何も思うことなくひたすら歩いている。