今日は『デザインあ』の収録だった。２回目の今回は『扇風機』『色鉛筆』『辞書』の３本を撮らせて頂いた。『扇風機』は動きの面白さがこれまでで一番あるし、『色鉛筆』は初めて複数人での会話劇の形だったから自分好みの面白みをいれやすかったり、内容としては楽しいものだったけど、いかんせん事前準備が足りなさすぎて、自分で自分を殺したくなった。

　確かに今回は制作期間が短かったり、ちょっとタフな仕事が連日続いて時間を確保しづらかったこともあるのだけど、それでももっと本気で取り組めば全然間に合ったはずなのに、ぐうたらし過ぎて全体的に台詞が頭に入りきっていない状態で収録日を迎えることになってしまった。これは明らかにプロ失格で、しっかりプロの仕事をされているスタッフさんに対して申し訳なく思ったし、恥ずかしくもあった。

　こういう仕事との向き合い方をしていたら絶対に次はこないし、チャンスすら貰えなくなると思うから今回の失敗をしっかり受け入れてこれからの動き方を変えていかないと、と思っている。前から何回も書いているけど、とにかく早くプロにならなきゃいけない。それができなきゃ自分は終わるとも思った。

　残念な出来事だったし、失ったものは多いけど、これを機に少し成長できたなら軽い代償と思える。