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2015年1月29日

 夕方に家を出て、阿佐ヶ谷の喫茶店で作業をしているとこはる姉さんから着信があった。出ると、どうやらすでに酔っぱらっておられる雰囲気で「飲まない?」とのお誘い。一昨日も昨日も別の先輩とカラオケに行ったり、お茶をしたりしたところで、しかもこの日は起きてからずっとゴロゴロしていて、ようやく作業をしに、というタイミングだったので、ちょっとどうしようかなぁと迷ったのだけど、僕も突然仲間や後輩に連絡をして飲みに誘うのがいつものことで、その時に来るのが遅かったり、そもそも来なかったりされたら、勝手だけどテンションが下がってしまうので、じゃあ自分もこういう場合は、とエイヤっと作業を切り上げてすぐさま合流することにした。こはる姉さんだけでなく幸之進兄さんがいらしたことも大きな理由だけど。何しろ、兄さんと飲むのはとても久しぶりだから。

 店に入るとお二人はすでに二軒目のようで、テンションがかなり高く、ちょっと着いていくのがしんどいくらいだった。早速幸之進兄さんに聞きたかった質問をして、後は普通に飲もうとしていたら、どうやら最近笑二と飲んでいるときの僕の酒癖の悪さが伝わっているらしく、そのモードを求められている気がしたから、とりあえずガンガン飲むことにした。
 途中、同じく誘われた志獅丸兄さんが合流され4人でひたすら飲む。

 このあたりで僕はお酒も進んで最近の感じになりつつあって、まずは喜怒哀楽の喜モードで、いつになくこはる姉さんをいじるゾーンに入ったり、先輩方にはあんまり話してこなかった下ネタ方向の話をしたりしていたのだけど、これがじょじょに怒モードに変わってきたのが日付の変わる頃。
 1件、とてつもなく大きな案件があって、これは我々ではどうしようもないことなのだけど、それにしてもそのような状況になっている事がそもそも僕はおかしいと思っているから、怒モードになった途端、一気にぶわーっとまくしたてる感じに。こはる姉さんがとにかく正面からぶつかってくださって、幸之進兄さんは2人を包むくらいの感じで見守ってくださっていて、志獅丸兄さんは行事のようにうまくバランスをとってくださる、という感じで。

 店が閉まる時間になっても当然僕はもうスイッチ入ってしまっているから、2軒目へ。姉さんたちは3軒目。そこから笑二を呼んで5人で飲み会。怒モードがしばらく続いて、とにかく気に食わないことに喚き散らした後は、自分でも分かるくらい支離滅裂にとにかく何にでも噛み付きたくなるたちの悪いゾーンになって、最後はこれもおなじみの哀モード。泣きながら喚き散らして、最後は寝る、という今のところ自分の一番酔った終点に辿り着いたのだった。
 このあと、楽モードに行けたら最後は笑って帰れるのだけどそんなことは可能なのだろうか、とにかく今日も泣きながらの帰宅となったのだった。高円寺からタクシーに乗って、新高円寺に帰った。

 寝て起きたらなぜかこの日は記憶がしっかり残っていて、じゃあ記憶を無くしたちょっと前の飲み会ではどれだけ飲んだんだろうとぞっとしながら、お礼の電話を皆さんに。今回は僕もわざとそこまで開放したところもあるから、あまり後ろめたい思いはしなかった。
 そこでまた姉さんと大きな案件についてあーだこーだ。どうすることもできないけど、どうかせずにいられないから、とりあえず勝手に自分が思う最善手をとろうと思った。

 それにしても、最近のやさぐれている感じはどこからくる感情なのだろうか。多分、仕事面での不安が歪な部分の根源のような気がする。それは邪魔な気がするし足を引っ張っている気もするけど、一方でそういうイライラがあるから割と色々なことに取り組めているきもするから、単純に悪いものということでも無さそう。
 とにかく今の自分はこういうモードなので、あまり落語家の先輩や後輩とは飲まない方が良さそうだな、と思った。どうしても八つ当たりをしてしまうし、嫌な思いをさせてしまう。

 とりあえず、そんな感じ。