2014.12.04 Thu
日常
やりたいこと
阿佐ヶ谷のぎおん。
ゼミが終わって、まだあといくつかタフな会が残っているとは言え一段落着いたから久しぶりに落ち着いてブログを書こうと思えている。そういや最近はあまりブログを書くモチベーションが上がらず、会の報告に終止する感じになっていた。
メルマ旬報での連載が始まって、隔週で『現在落語論』の締切がやってくる中、ブログを書く暇があったらまずはメルマ旬報を書かなきゃ、と焦ってしまうこともブログを前みたいに書けなくなった要因なのかもしれない。そういう今も、10日配信号の締切が昨日だったのにまだ書けていない状態だったりする。運営スタッフさんには申し訳ないけど、それでも久しぶりに落ち着いてブログを書こう。
半年に1回くらい、今後の動き方をぼんやり考えてはノートに書き残すのが好きだ。持論として、この時に思い浮かばない事は実現することなど無いと思っているから、この時ばかりは全てが上手く転んだらここまでは行けそう、ということを結構上の上まで想像する。とは言え前回考えたときはまさかラジオの仕事をさせて頂けることになるとは思っていなかったから、思い浮かばない事も実現するのだろうけど。
机の前に色々なメモ書きを貼っていて、そもそも最近は部屋が汚くてなおかつ寒いから机の前で作業をすることがほとんど無かったから見ていなかったのだけど、久しぶりにメモ書きを見たら去年の12月11日に動き方を考えたときに書いたメモが貼られていた。
色々書かれていたその中には『熱量』という言葉や『カルチャー方向の仕事の充実を』という言葉も書かれていて、それはまさに今年の僕の動き方の肝だったから、あながちこの作業は侮れないのかもしれない、と思い、その作業の補助線としてまずはブログを久しぶりに書こうとここに来た訳だ。
とは言え『ストイック』だったり『前座としての動き』だったり、今年は結局実現できなかった言葉もたくさんあって、というか大体70%くらいは実現できていなくて、でも30%は少なくとも変われたわけだから、その作業をひたすら繰り返し続けるしかないのだろう。
来年の動き方をぼんやり考えている。今年でだいぶ落語家としての活動基盤が固まってきた気がしていて、例えば『談笑一門会』と『談笑の弟子!!』がほぼ毎月あるだけで、まずは最低限、自分のやりたい事をやる場所が担保されている。それに加えて『吉笑ゼミ。』を今年から始められたのも大きくて、こっちでは『自分の表現を』そして『外に向けて』という方向を担保できている。定期的に呼んで頂いている宮治兄さん・正太郎兄さんとの二人会はキャリアが近く、なおかつ凄いなぁと心から思える先輩との会だから、他では得られない刺激をもらえている。
ちょっと前に、他に二人会をやりたいと心から思える方を洗い出そうと、年鑑を片手にズラッと羅列したことがる。その中の2人とはもしかしたら来年から二人会を始められるかもしれなくて、ますます同業者からの刺激は与えてもらいやすくなるだろうと思っている。このあたりの動き方だけでも幅は十分満たされているし、あとはこの方向性でもっともっとたくさんの方に集まって頂けるように、質を高めて規模を大きくしていくだけでも良さそうではあるけど、同時にいくつか取り組むべき課題も自覚できているので、それを新しく立ち上げられたらなぁと思っている。
そんな中、今年の『吉笑ゼミ。』のように、今までにはあまり無かったような新しい動き方を既に思いついていて、来年は上記のこれまでの動き方を継続しつつ何とかこの新しい動き方を実現させられたらなぁと思っている。これまで以上に自分一人ではどうにもならないくらいの作業量を必要とする動き方なので、あまり得意じゃなくこれまではできるだけ避けてきたけど、色々な人に助けて頂きながらの動き方になりそう。
そういや、吉笑年鑑2013はついに今年には出せそうにない。今年の頭の段階で、今回の年鑑は『立川吉笑 初期作品集』と銘打って、主にネタ台本を掲載する企画にしようと予定していた。まだ4年目にも関わらずこれまでを僕の『初期』だと自分から銘打つことで、早くも『中期』に突入しようと考えていた。具体的に色々と準備も進んでいたし、例えばhow toのCD発売のタイミングで、コラボした鮫講釈の別バージョンをおまけに付けて同日から発売できたら面白いなぁとかも考えていたのだけど結果、実現はしなかった。
これは、ネタを台本にまとめる、という作業に対しての壁が僕の中で高過ぎて、ただただ僕の作業が進まなかったからだったりする。制作の方とは何回も打ち合わせして、色々とお膳立てして頂いたのに、不義理をする形になってしまった。
そんな中、来年やろうと思っている新しい企画のブースターとして年鑑は絶対必要なので、今年中に僕が準備するべき原稿はすべて書こうと、今思っている(企画自体は変わるかもしれないけど)。幸い今月は仕事がかなり少なく、仕事納めが19日になりそうなので、そこから二週間くらいはひたすら籠って書く作業に集中できればと思っている。家の契約が年末で切れるし、手拭いもドサッと拵えないといけないし、色々と入り用なのによりによって仕事が少なく、経済的にはちょっとギリギリの年越しになってしまいそうだけど、その分時間を確保できるから良かったと思おうと自分を洗脳している。
あといくつか、ブースターになりそうな案件を抱えているのと、そうだこないだ倉本さんから思ってもいなかったような方向での腕の磨き方をアドバイスして頂いたからそれも来年から始められたらなぁと思う。
何にせよ今の所やりたいことはたくさん思い浮かぶから、それだけでもまだまだ自分は大丈夫だなと思えている。