2014.07.21 Mon
日常
開放夜
先輩も後輩も皆さんそうだと思うけど僕たちの仕事って、ネタのこととか、やるべき作業のこととか、いっつも何かしらやらなきゃなことを頭の片隅に抱いた状態で生活していて、しかもそれがたまに期限ギリギリになってしまい本当に追い込まれてしまうけど、これもたまに、色々な作業が同時に一段落してパタっとやらなきゃな事がなくなる日が、というか夜が、本当にたまにある。そして今夜がそんな夜だ。
とは言えネタのことは死ぬまでずっと考え続けなきゃだし、他にも正直言って送るべきメールだったり考えるべき案件だったりあるのはあるけど、とにかくいくつかの課題が同時に片付いた日なんかは次の日までの数時間だけでも本当に開放的な気分を味わえる。
18日締切だったメルマ旬報最新号の原稿をようやく完成させることができた。前回から落語家以前の自分のことを書いていて、今回は20歳から21歳までの1年間を7000文字かかって書いた。ちょうどこの事を考えてたときにコソコソの皆さんと飲んでつい熱弁してしまって、それがうまく伝わらなくて泣いてしまったりした、まぁまぁ思い入れある回。予想では今回で過去を振り返る回は終わる予定だったのだけど、今回がほとんど時間的には進まなかったし、しかもこの先の事が僕にとってはとても大きな部分だからそれこそ文字数も増えるだろうし、ひとまず過去編は置いておいて、次回は落語家になってからのことをまた書こうと思っている。
連載が決まった段階から単行本を意識して書いていこうという流れになっていて、だからこそ九龍ジョーさんがすでに編集のような立ち位置でサポートしてくださっている。志らく師匠の「雨ん中のらくだ」とか坂口恭平さんの「幻年時代」を編集されたプロ中のプロに、こんなど素人のサポートをして頂けるなんてありがたいという5文字に限る。
特に今回は書いた原稿を送ってみたらありがたいアドバイスを頂けた。自分にとっては当然グッとくると思える内容を書けたつもりだったのだけど、ちょっと間口が狭くなりすぎているとのこと。僕の中ではメルマ旬報の連載はとにかく思いつくままに思っていることを書いていこうと思っていて、もし単行本を出させて頂けるならその原稿群の中からピックアップしてひとつの本として新たな見え方を提示できたら、くらいに思っているから、まわりの見え方などは気にせずとにかく自分の考えを泥臭く書き進めているのだけど、その辺のバランス感覚がやっぱり九龍さんはすごくて、そういうアドバイスは本当にありがたいなぁと思うのだった。
そしてもう一件、昨晩締切だった案件を無事に送信し終えたから、今は久しぶりの開放感に浸っているところ。珍しく部屋でビールを飲んでぼーっとして、酔いが醒めてきたからぼんやり作業を始めようかなと思っている感じ。ずっと書いているけど『レコ発企画』が本当にあと一歩というところまで進んできていて、特に先週はほぼ毎日色々と改良されたモノが手元に上がってきてたから、それをチェックしてはダメ出しをして、を繰り返していた。スケジュールの都合で、今日明日はその作業が無いから、それはそれで寂しかったりするのだけど、本当にいよいよ、というところまで来ている。一番最初のものと、昨日送られてきたものを比べたら、確実に昨日の方が良かったからほくほくした。僕の役割は30%ほどで大部分は他の仲間の手によるものだからと言うのもあるけど、思っていたよりもどんどんよくなっていっているから、ただただ最近はチェックするのが楽しい毎日。
色々な締切に追いつめられ、挙げ句何日か遅れてしまったりしているとは言え、夜は飲みに行くことも少なくなくて、ついこないだは九龍ジョーさんとうしろシティの阿諏訪さんと四谷のアーバンで飲ませて頂いたりした。真横にあのうしろシティの阿諏訪さんがいて、しかも僕がちょっとボケたらそれをつっこんでくださるなんて、めちゃくちゃ贅沢な時間だと、後になって思う。楽しかったなぁ。アーバンに連れてってもらうのは2回目だけど、やっぱり緊張する。東京の夜、って感じがする。ここでもメルマ旬報で書く内容が散ら就いている頃だったから、ちょっと生意気にもあれこれ喋ってしまった。にしても楽しい夜なんだなぁ、これが。
2つ締切ある提出物をクリアできたとはいえ、またすぐに3つ大小規模は違えど提出物がある。締切が迫るとテンパってしまい、後ろめたさがつきまとい精神衛生上良くなくて、逆に締切物をがつがつクリアしていけば気持ち良くて作業効率も上がってくるから、とにかくあれこれをやり進めるだけなのだけど、それが中々できないのが自分の弱さなんだよな。
それでもレコ発企画もそうだし、それ以外のあれこれも僕一人の作業でなく、何人かで進めている企画だから周りに引っ張ってもらえるから、それは本当にありがたい。
そういや昨日から笑二が夏風邪をひいているよう。体調管理は気をつけよう。とか言って夜更かししているけど。