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楽屋ばなし#74コメンタリー

 ということで、毎週土曜日は楽屋ばなしコメンタリーを。というか昨日は更新し損ねて、ちょっと時間をごちゃっと操作したけれど。例によって音源を聞きながら時系列でごちょごちょ書いていくからネタバレばかりなので、先に音源を聞いて頂いてから読んで頂ければと思います。一方で、今回はちょっと新しい試みで、音源を聞きながら、切りながら、書いていこうと思います。それでは早速〜。

春吾・吉笑の楽屋ばなし#74(壁)
http://gakuyabanashi.seesaa.net

[収録前]
 兄さんが先に話し出す、ということと、その時に「壁の話をするね」とだけ言われて収録開始。ちょうど収録時間のちょっと前に兄さんがツイッターで壁について書いていて、その内容が「壁を超える、とかいうけど、なんで壁なんだろう?」とか「壁超えたら、他人ん家があるじゃん」みたいなことだったから、そういう方向に話しが進むのかな?などと思いつつ、収録開始。

 兄さんの話し始めからのちょっと深刻なトーンだったり、「壁にぶつかる」という言葉の吐き出し方で、兄さんの言う「壁」は物理的な壁のことだな、とイメージ共有できたから、僕は真剣に相談にのっている風を装わなくちゃな、と思っている感じ。このあたり、打ち合わせなしですぐにイメージ共有できるのは70回もやってきたからかなぁ。

 思惑通りだったのでスムーズに進行中。この時の兄さんの「ん?」っていう入り方はうまいなぁ。自分としてはまだ気づいていない立ち位置の方が良いなぁと思ったから、しばらくは小芝居を続ける感じ。

 「比喩的な」という言葉は言わずに持っとすれ違いを続けられたらよかったなぁ。「メタファー・・・」の言い方は面白かった。

 予定通りすれ違いをやれたのだけど、聞き直すと、もっと他に活かし方があった気がするなぁ。で、この後、何話したか覚えてないから分からないけど、この立ち位置だと自分は普通の人の立ち位置になっちゃいそうだから、僕も壁を物理的な壁として捉えていて、聞いている人だけがツッコミ役になるやり方の方が面白かったかも。「壁超えるの大変だよね」というのをあるあるネタみたいに2人で話し合う流れ。「もう1回話してもらう」ように仕向けたのはグッジョブ。そっちの方が面白い。

 やっぱり、予定通りすれ違えたけど、なかなかこの後の展開が見つからない感じになってるなぁ。しんどそう。でも興奮しだして熱量が加わるとちょっと面白くなってくる。「入ったらダメだから壁がある」は当たり前だけどちょっと好きな台詞だなぁ。ニヤッとしてしまった。

 相変わらず苦しそう(笑)最後の兄さんの相づちの音、面白い。この状況だと僕は普通の人の立ち位置だから一生懸命正論を言うしかやりようがなくて、こっちはヒートアップして喋ってるのにあんな相づち打たれたら笑ってしまう。

 イチローを出したのはグッジョブ。普通の立ち位置だから説教モードしかやりようなくてこれだと話が進まないけど、具体例を出して検証していくのはちょっと楽しそう。このあと、イチロー以外に色々な偉人の具体例を出して検証やれてるかなぁ?

 なるほど、こっちに展開したのか。「心の壁」「人生、山あり谷あり」とか、口を開けば比喩表現になってしまい、それを1つ1つ物理的に受け取られてしまう、というやり取りは良いもんなぁ。でも、イチローが壁を乗り越えた話とかを兄さんの口から喋ってもらって、=イチローが物理的な壁を乗り越えて振り子打法をやり始めた、みたいな感じで著名人が物理的な壁を乗り越えてる、という映像を思い浮かべてみたかったなぁ。

 うん、こういう回だな今回は。自分が普通の立ち位置でちゃんと否定していくやつ。元々が兄さんはボケだけど、自分はツッコミ側のタイプだからたまにこういう関係性になるときあるなぁ。「心の坂」は良いなぁ。そんな表現ないよ。

 と、やっぱり、あまり良くない回だったなぁ。アドリブでやるから本当に出来不出来の差が大きい。そうなってしまったのは序盤で兄さんがどうずらそうとしているかすぐに分かり過ぎちゃって、そこの差を広げるために自分が普通の人の立ち位置に回ってしまったからだろうなぁ。やっぱり二人ともおかしい立ち位置であたかも当たり前のように、おかしなことを言い合う構図の方が流れも広げやすいし、面白い。だから最初の立ち位置が今回のようになっても、せめて途中で『(物理的に)壁にぶつかる』みたいな種類のすれ違いが生まれる別の相談を僕がしだして、そこでこっちも普通じゃない立ち位置に上がるべきだった。まぁ咄嗟にそんな相談内容思いつけないのだけど。

 という感じで、今回はこんな風にやってみました。ちょっと手間かかるけど、こっちの方がそりゃ親切ですよね。。。と思ったのだけど、ひょっとしたらパソコンからじゃないとファイル見られないのかも、と今気づいた。