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楽屋ばなし#68コメンタリー

 今日は珍しく1日で2つの仕事があったため朝から動き回っていた。その結果、いま、とてつもなく疲れている。体力無いなぁ自分。ということで土曜日は例に漏れず楽屋ばなしのコメンタリーということになります。音源を聴きながら時系列に思ったことなどを書き殴っていこうと思います。ネタバレばかりなので、先に音源を聴いてから、読んで頂けたらと思います。

春吾・吉笑の楽屋ばなし#68(なぞかけ)

http://gakuyabanashi.seesaa.net/

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<録音前>
 同日に数本録音をしたのだけど、その最後に録ったやつ。この日は僕の頭が全然冴えてなくて、何と言うか自分から新しい何かを発信しにくい感じだったから、それまでの数本分を基本兄さんに乗っかって、無難な相槌を打ち、という流れになりがちで、今日はもう無理だ、と悟ったから、いつもはあまりやらないけど、温度を前面に出した感じのパタ―ンにしようと思い切ったのだった。なぞかけ自身は僕も兄さんも本当に苦手で、というかやるつもりすらないのだけど、今回の音源のような遊び方は以前飲んでるときに笑二たちとやったことがあったから、それを引っ張りだしてきたのだった。

<録音開始>
 流れとしては「本気で二人で力を合わせて真剣になぞかけを作る」というのと「全然成立していない自作なぞかけを上手く出来たと褒め合う」とかだったら、いつもの温度の低い楽屋ばなしっぽい感じにできたと思うのだけど、今回は楽屋ばなしっぽくなくワイワイやる感じになった。聴き直してみると、やっぱりこっちの方が聴きやすい、というか、取っつきやすい感じはするけど、それでもいつもの感じの方が面白いと思う自分がいたりするからなぁ。
 「考えるポーズ」みたいな兄さんの導入で、なぞかけの方向に進むのじゃなくて、その枠の方でいかに遊ぶか、みたいな方向も面白そうだけど、録音時はなぞかけのできなさを楽しむ方向でいこうと僕が決めていたからあまりひっかからずに流した形。例えば「なぞかけができないのなら、司会者に当てられないようにしよう」みたいな展開で、どうやったら当てられにくくなるか、を相談し合うみたいな進み方は楽しそう。
 そのあとの、「そもそもなぞかけのシステム自体を理解していない」という流れも今考えると楽しそう。「たしかこんな感じだったよね?」「あ、そうそう」と、二人でおよそなぞかけとは思えないようなシステムを作り出していく感じの。
 「卒業式とかけて手帳と解く」は僕が本気でやってあれくらいしかできなかった、という。「できてない」という方向でリアクションを取らずに「うまいなぁ」みたいな方に乗っかっても楽しくできたかなぁ。でも今回はできないことを笑う方向性。兄さんが楽しそうなのが何より。

 でもやっぱりこの感じで、何にも思いついてないのにとりあえず出たとこ勝負で解いてみるのって面白いなぁ。普通にコーナーでやれそう。

 「ボールペン」→「三か月の赤ちゃん」。兄さんが本当に楽しそうで、それだけ音源としては聴けるなぁ。「もうすぐ歩けるでしょう」を受けて、それが「ボールペン」にかかるというのはどういう事か、本気で話してもよかった。
 いつもの楽屋ばなしらしくなく、「○○の△△」みたいに条件を絞ろう、みたいに分かりやすいフリがあったからこの次はとてもやりやすかったなぁ。
 「説得力」というのも展開に使えそうなキーワードだった。できてないのを悟らせないような振る舞いについて考えるみたいな流れ。
 
 「一個目が思いつかない」は面白いけど、どうしてもムーたちがちらつくなぁ。しりとりの一個目が思いつかない、というやつ。

 「暖房」→「空気の薄い部屋」。ここなんかももう兄さんのリアクションだけでニヤニヤ聴ける。普段はテンション落としてやってるけど、兄さんはこっちのゲラゲラ笑う方のチャンネルもあるんだよなぁ。一方僕はポーカーフェイスというか、ずっと仏頂面でいられるからこういう風に無邪気に笑うことはできない。このくだりで、追いつめられてジタバタするうちに「暖房とかけて空気の薄い部屋と解く。その心は子供も好きでしょう」みたいなめちゃくちゃなゴールに辿りつけたのは面白かった。

 「炭酸飲料」→「もうすでに腐ってしまったお弁当」。もう兄さんがヘロヘロ。ちょっとこのあたりから砕けすぎてる感じ(笑) でも流れで奇跡的に「気が抜けて○○でしょう」みたいなまさになぞかけで言われそうな言葉が見つかったから一気に心が弾んだ。このあたりで正解を出しても面白くなりそうだったから。
 これでもあれだな。本気で2人でなぞかけをやるイベントをやっても面白そう。ほんとに苦手で全然できないから、真剣にチャレンジし続けて、その結果、ちゃんとした答えが出たらその時はすごく盛り上がりそう。

 「サクラ」→「定年間際のお父さん」。これなんか、言った瞬間、本当にできた気がしたもんなぁ。だんだんうまくなってきてる(笑) 「散り際が、」が出て、まさにリーチみたいな感じだから本当はここで正解を言えたらよかったなぁ。正解言ってエンディング、というのが一番きもち良かった。

 で、同じことをやってるだけだし、時間もあれだし、で、「最後バシッと決めてください
」みたいないつもだったら恥ずかしくて絶対やれない、いわゆるセオリー通りのフリをしているなぁ、自分。健気。これでもうどっちに転んでも終わることができるから、ひとまず安心。どうせなら正解が欲しかったけど、兄さんの答えは「スマートフォン」→「カツオのいないサザエさん」。この時点でもう絶対正解じゃない(笑) あとは僕も兄さんくらい緩くなったリアクションが取れたらもっと面白くなったのだけど案の定仏頂面リアクションだから、それこそセオリー通りの締め方へ。

 という感じ。聴き直して、やっぱりいつもの楽屋ばなしっぽくない回になった。いつもはあえてこういうセオリーっぽい感じにはならないようにしているし、そっちの方が面白いと思っているのだけど、それでもこっちのスタイルの方が聴きやすい、というのは痛感させられた。聴き手の多くはこっちのシステムの方が良いんだろうなぁ。でも自分が好きなのはやっぱり硬派な方向だ。

 うー、眠たさがピーク。疲れてるんだろう、さっきから左目がぴくぴくしてる。帰って寝よう。