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楽屋ばなし#65コメンタリー

 風邪をひいてしまいました。テンションだだ下がりですが、今週も土曜日は楽屋ばなしの更新日ということで、勝手に楽屋ばなしのコメンタリー?をやらせて頂きます。例によってこれから聴きながら、時系列にそって書いていくので、先に一度聴いて頂いてから読んでもらえればと思います。

楽屋ばなし#65(冬季五輪)
http://gakuyabanashi.seesaa.net/

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今回はオリンピックの話をしよう、ということを決めて録音開始しました。正直に書くと、少し前、というかここ数回分をまとめて録音したので、録音中の我々はもうオリンピックが終わった感じで話していますね。会話の中で、オリンピックじゃなくて、冬季五輪という言い回しをしていて、なんとなく違和感があるから、僕もそれに乗っかって冬季五輪と言いながら話を開始しました。この時は、秋季五輪とか春季五輪がある前提で、そっちの種目がどんな感じかとかを話していく流れになるかな、などと考えていたはずです。

 と思っていたら、そっちの流れにはいかなくて、『スタッフの人も整備してあげたらいいのに』とポロっと言ったことで、二人の中で流れが見えた感じですね。後ろでくすくす反応しているのはスタッフさんです。
 こういう流れができると、しばらくはパーパー喋るだけなので楽しいです。この場合は「元も子もない事を言う」という流れで、これも楽屋ばなしをやってると結構出てくる話し方。『膝がガクンガクンなってる』、そういう種目です。『よくその道を選ぶよね』、そういう種目です。元も子もありません。
 その流れで『いじわる』という幼稚なフレーズが出てきて、オリンピック委員会がいじわる、とか、ゴルフ場を作った人がいじわる、というのは想像すると面白い。
 『坂になっていて危ない』というのは元も子もなさすぎて良いし、それを受けて兄さんの『長い板つけていて危ない』というのも元も子も無さすぎで面白い。この論調で話してる僕たちの理想のモーグルはスキーをつけずに平な所を歩く、というものになるだろうくて、それは画を浮かべたら面白い。そっちの流れに行くかなあと思いつつ、喋っている感じ。『上村さんとかも悪いんですけど、』という所も少し目先変わっていいし、その次の『横を素通り』なんかは画が面白い。から兄さんは言いながらすでに笑ってる。
 
 モーグルのくだりが終わると同時に、この論調ならどう考えても他の種目でもやれるし、たぶん面白くなりそうだからワクワクしているのだけど、具体的に何の種目を選ぶかは大事で、ここでは僕がジャンプを選んだ。これはまあ妥当なところかな。
 いきなり『むっちゃ高い』という強烈な元も子も無さがでたから良かった。『途中で坂が無くなってる』って言い草もすごい。そこから『選手は騙されてる』という流れになったのは面白い。画を浮かべたらたまらん。僕は脳内で長野のときの原田さんが浮かんでいて、あんな人の良さそうな顔をした原田さんが事前に下でスタッフさんに、
「今日は大丈夫ですよね?ちゃんと道ありますよね?」
みたいに確認とってて、スタッフさんも
「はい、今日は大丈夫です。ちゃんと道続いてます。」
みたいに返事して、じゃあとリフトに乗って上に上がりつつ、
「あれ?今日もずいぶん上に上がらされるなあ。これなんか嫌な予感するなあ。今回も道、途中で無くなってるんじゃないかな。」
みたいに心配しつつ、いざ滑り出したら
「わ、やっぱり今日も道が無いじゃねえか!!」
って叫びながら、あの飛行姿勢をとってる感じ、が浮かんだから、それを言葉にして言ってる感じ。なんか原田さんが可哀そうにすら思えてきてた。
風が強くて中断、とかも画を浮かべたら可笑しい。
「あ、風が強くて中断してくれる、ということは今回のスタッフさんは良い人たちなんだ。だからやっぱりちゃんと道続いてるんだ。だめだな、俺。人を疑うのは良くないな」
みたいなことを原田さんは思っていたのに、いざ下っていったら、やっぱり道が無かった、という。
 そこから、着地したあと両手広げて怒っている、というのも、あの画を想像すると面白い。兄さんはそれがバッチリ浮かんでいるからとても楽しそう。一方僕は、画を浮かべるのに時間がかかったとみえて、最初の反応はずいぶん薄い。

 続いて、カーリング。これまでの論調はたぶんジャンプのがピークだと二人とも気づいてるから、ちょっと流れを変えようとお互い考えているところだと思う。普通にルールを言いながらお互いきっかけを探っていて、僕は、あのスイープっていうのか、ブラシで掃いてるのは、リンクが汚れているから、っていう流れで、カーリング選手は試合中色々なところを掃除してる、みたいな流れでいけるかな、と思いつきだしているところ。
 と思っていたら、野球の話になって、僕は野球部だったので本当に試合中足元の石をどかしたりしてたから、その話をしだして最中に、その自分の周りの環境を整える、というのをブーストしたら面白そう、というのに気付いたのでした。
 その前に、石をどかして、虫をどかして、というのがあったから、その虫に引っ張られたのか、『ガーデニング』という言葉が出た。『三塁手がガーデニングしている』というのはその設定だけど、もう夢が広がるというか、どうとでもなりそうで、この後、どういう世界を築けるかな、とワクワクしているのだけど、結果としてはあまり跳ねなかったのだった。
 兄さんの『サッカーのゴールキーパーがガーデニング』も面白い。そう考えると、あの網がツタ植物を育てるための道具にしか見えなくなるから。『朝顔をつぶそうとゴール狙ってくる』という角度の付け方がさすがで、面白い。もっとそこを広げられた良かったなあ。そう考えると、フリーキックなんかで中村俊輔と本田が二人でコソコソ話をしてるのも、「どの朝顔潰します?」みたいな話をしてそうで面白いし、守備陣は朝顔を潰させないために壁をつくったり、してるのもバカバカしいし。

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と言ったところでしょうか。風邪ひいてるのと、あと、いよいよキーボードがつぶれる間際で打てない文字が増えてきて、気持ちよくタイピングできなかったこともあって、なんか前とは違う感じになってしまいましたが、これまで。
 打てなくなって気付いたけど、僕は結構小さな文字を使いたくなるようなのだけど、エルのキーが反応しなくなってしまって、だから今日はいつもだったら、~~だなあ、の「あ」は小文字で打つのに、それができなかったりしたのだった。外付けのキーボードを買うか、この際、思い切ってパソコンを新調するか、悩んでいるところです。ではまた来週。