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日暮里寄席

昨日は日暮里寄席、なぜか談吉兄さんの後の出番でした。日暮里は会場内に時計がなく、僕みたいにその場その場でセリフやクダリの順番を変えたり、時にはクダリそのものが増えたり減ったりするようなタイプの演者は時間調整に難ありで、なのでいつも日暮里は出番前に緊張してしまう。ましてや昨日はお後が雲水師匠・里う馬師匠と真打の師匠方だったので調整ミスはできないような環境だったのでなおさら。
 前の談吉兄さんは後が僕だから暢気なモノで、ざっくり18分で降りて来られて、僕の持ち時間は21分~22分に決定。ネタの方は昨日も初めてのセリフが入ったり、やりとりが増えたり、で当然いつもと違う感じではあったけど、やりなれている舌打たずなので増えた分、飛ばした分など、色々あるけど最終的にこれくらいに収まるという基準はあるから、あとはマクラで微調整という感じなのでした。
 途中袖のドアノブを捻られた気がして「あれ?今のは時間が過ぎてる合図かな?」とか焦ったりもしたけど体内時計を信じて最後までやったら、見事ジャストオンタイム!すごいね、体。

 終演後は日暮里で打ち上げ。トリの志遊師匠、龍志師匠、雲水師匠、らく里兄さん、二ツ目昇進のご挨拶に来られていた志のぽん兄さん、僕、寸志さん。終電のタイミングで寸志さんが帰られ引き続き日暮里で2次会。2時になり店が閉まったので店を出る。帰る方向の違う志遊師匠とらく里兄さん、志のぽん兄さんと別れ、タクシーで池袋へ。「軽く一杯」という龍志師匠のお決まりの一言で、「すでに随分重たいけど」とか思いながら池袋にある師匠行きつけの飲み屋さんへ連れて行って頂く。お腹いっぱいだったと思ってたけど師匠オススメの豆腐チゲが絶品だった。
 5時になり、そろそろ帰ろうとことで外へ出て歩き始めるや否や龍志師匠から「軽く一杯」という驚愕のセリフ。師匠の顔を二度見してしまった。「もう開いてる店ありませんよ~」とか言ってたら目の前に日高屋、24時間営業也。「おっ、いいじゃんギョウザも食えるし」という龍志師匠の一言で入店、結局ニラレバ炒めとギョウザを食べながらハイボールを2杯。6時過ぎて、さすがにお開きに。「またオッカァに怒られる…」と嘆きながら帰られる師匠の背中をみるとなんだかんだ「カッコいいなぁ」と思わされてしまうのだ。二ツ目になってから久しく師匠と飲ませて頂いたことが無かったのでとても貴重な一日なのだった。ただ体には良くないはずだ。